組織概要

　ここ数年、新型コロナウイルスが我々の生活に大きな影響を及ぼしてきました。ウィズコロナの日常生活や経済活動のあり方を模索してきたことで、すこしずづでもスタンダードとなる形が出来てきたように感じています。今後は早く治療薬が出来上がり、十分に供給されることによってコロナが風邪と同等の扱いとなることを待つばかりです。
建設業を取り巻く環境につきましては、超少子化、人口減少、高齢化社会となり、産業間での労働力の取り合いがますます激化しています。多産業との労働力の確保競争において、どのように差別化を図っていくかが大きな課題となっています。
専門工事業界も大きな変革期にあり、技能労働者が今後20年程度で半減することも推測されております。若年労働者の確保、職人の直庸化、月給制への移行、労働力の多様化やマッチングなど、非常に難しい問題が山積しております。それらへの対応の全ては次世代の経営者や職人たちのための取り組みです。清水建設のサプライチェーンである兼喜会としても重要な変革期であると言えます。
安全面については、若年層や高齢者の間で事故が発生している傾向にあります。新人教育や高齢化による安全教育は、それぞれの企業でOJTだけでは限界にきており、我々が抱える教育問題が顕著に現れていると感じています。
これからは兼喜会や災防協のみならず、業界団体を巻き込んだ教育システムの構築に尽力しながら、より良い建物を、より安全に施工するため、業界の垣根を越えて「子供たちに誇れる職人集団」KANEKI IS NO.1を目指して頑張っています。